Leica Geosystems社との提携により、 最先端の自律型リアリティキャプチャ技術を提供

自律型レーザースキャニングモジュール:Leica BLK ARCを犬型ロボット:SpotⓇに搭載。ロボットを作業現場に送り込むだけで、3Dデジタルモデル作成を可能に。
Leica Geosystems社との提携により、 最先端の自律型リアリティキャプチャ技術を提供

この度Createc社(英国)は、Hexagonの傘下であるLeica Geosystems(ライカ ジオシステムズ)社と技術提携する運びとなりました。Leica Geosystems社は、地理空間情報の利活用が求められる測量、土木、インフラ、採鉱、マッピング等のプロフェッショナルに対し、現実の世界を精度高く数値化することでデジタルツインを可能にするプレミアムセンサー、ソフトウェアおよびサービスを提供しています。


弊社ニュークリアディレクター Will Newsonは次のように述べております。

「Leica Geosystems社との技術提携により、同社の測量、計測及びリアリティキャプチャにおける技術と、弊社のモバイルロボティックス及びセンシングにおける高度な知識を融合させることが可能になります。最先端の測量及び計測機器をロボットシステムにシームレスに組み込むことで、手動型、自動型、自律型いずれのリアリティキャプチャ・ソリューションもお客様に提供することができるようになります。これにより繰り返し作業の時間短縮、データ精度の向上、危険な環境に人が立ち入るリスク回避を実現することができます。」


Leica Geosystems社ビジネス開発マネージャーであるMatthew Bester氏は、2022年はじめに弊社とのパートナーシップを開始するにあたり次のようにコメントしています。

「Createc社はセンシングの分野で卓越した技術を持ち、モバイルロボティックスの分野でも優れたイノベーターです。また、原子力の分野においても先進的存在として高く評価されています。Createc社との提携は企業カルチャー面、技術面において相乗効果をもたらし、危険な環境から人を回避させる事が不可欠な産業において、自律型システムを推し進めることになるでしょう。」


2022年5月のパートナーシップ締結より、弊社は既に複数の顧客サイトにおいて自律型レーザースキャニングモジュール:Leica BLK ARC、を搭載したBoston Dynamics社の犬型ロボット:SpotⓇを導入してきました。Leica BLK ARCにより、ロボットを作業現場に送り込むだけで、空間を正確に計測し、作業の計画並びに監視に使用できる3Dデジタルモデルを作成することができます。

Will Newsonはこうも述べます。

「このソリューションは複数のお客様から大変好評を博しております。原子力業界の一社においては、定期的にSpotⓇに搭載したLeica BLK ARCを使用することで、通常業務の強化を実現しています。目覚ましい最先端技術を日々目の当たりにしていながらも、これらのイノベーションを現実社会において商用的に活用する方策を見つけるのに苦労し、歯痒い思いを抱くことがよくあります。Leica Geosystems社のセンサーは多くの業界において明確な使用事例を持つ特別な存在であり、大切な技術に命を吹き込む、という弊社の目標を完全に補完しうる存在となるでしょう。」

一覧へ戻る